5万円〜10万円で損をしないキャッシング方法
お金を借りると金利に応じた利息を支払わなくてはなりません。利息は借入額と金利次第では大きな負担となってしまうこともあります。
キャッシングで損をしない方法はあるのでしょうか?
無利息キャッシングとは一定期間利息が発生しない借り入れのことです。
金融機関にとって無利息ということは、一切利益がないということになります。
そのためいつまでもそのような借り入れをすることはできませんが、キャンペーンとして無利息キャッシングを提供している会社もあります。
この期間に完済すれば負担は一切は発生しませんので、損をしない借り入れ方法と言えるでしょう。しかし本当に無利息キャッシングは損をしないお得なシステムなのでしょうか?知っておかないと損をしてしまうようなことはないのでしょうか。
大手各社の無利息サービスはどうなっている?
無利息キャッシングを行っている理由は、新規顧客獲得と、もっと気軽に利用してほしいという金融機関の販促活動です。無利息の間は利益は全くありませんし、貸し出した人が破たんしてしまえば、それはただの不良債権となっていまいます。
しかし実際には無利息期間を超えても借り入れをしている人はいますので、このキャンペーンを行っているおかげで貸出残高が増え、結果的に将来の利益を見込むことができるのです。
無利息キャッシングを行っている会社は、銀行では
- ジャパンネット銀行
があります。
消費者金融では
- プロミス
- アコム
- アイフル
- ノーローン
が行っています。
クレジットカードでも無利息キャッシングができるものがあり、丸井エポスカードのキャッシングは無利息期間を利用できます。
ノーローン以外の無利息キャッシングは契約した直後から、もしくは初めての借り入れから適用されることになります。無利息キャッシングで注意しなくてはならないのが、契約直後から自動的にスタートしてしまうものと、初めての借り入れからスタートするものがあるという点です。
契約直後からスタートしてしまうと、利用していなくてもキャンペーンの期間がどんどん短くなってしまいます。すぐに借りないと無利息キャンペーンの意味がなくなってしまいますので、適用期間については確認が必要です。
アコムとアイフルも契約翌日から無利息期間が自動的にスタートします。
ノーローンの場合は7日間の無利息期間ですが、完済した翌月から何度でも利用することができます。短期間の借り入れを繰り返すような場合はノーローンのキャンペーンはかなりお得な借り入れ方法となります。
契約翌日からスタートするものだと、せっかくのキャンペーン期間がどんどん短くなってしまうからです。1か月利用がなければせっかくのキャンペーンが全く利用できずに終わってしまうことになります。
その他にもサービスを適用する細かい規定がある場合があります。
例えばプロミスでは、プロミスへのメールアドレスの登録、明細をWeb明細にすることが必要になります。この条件をクリアしないとサービスは適用されず、通常通り金利による利息負担のある借り入れとなってしまいます。
ただしプロミスには自分の好きな時に無利息期間を設定できるポイント制度があります。
無利息サービスのシミュレーション
では無利息期間を利用した場合、どのくらい得をするのでしょうか。
例えば10万円の借り入れで金利が18%の場合、30日間で発生する利息は、100000×0.18÷365×30で、およそ1480円です。
無利息期間をめいっぱい使えば1480円の利息負担をなくすことができるのです。
では200万円の借り入れで5万円分の利息を180日削減した場合は?
レイクで200万円の限度額の契約をした場合、適用金利は12%〜15%とされています。これはレイクとの付き合い方によって変わってくるものです。毎月しっかりと返済をして信用があれば、12%の金利を目指すことができます。
しかし時々滞納をするようなことがあり、信頼関係がうまく構築できていなかった場合、15%の金利になります。
12%の金利が適用されていた場合、50000×0.12÷365×180で、およそ2960円です。15%の金利が適用されていた場合、およそ3700円です。
金利が高いほうが負担が大きくなりますので、無利息キャッシングで得をするのが金利が高い場合と言えます。
しかし本来であればこれは自分が負担しなくてはならない利息ですので、金利は低いほうが結果的には良いのです。レイクを申し込む場合、ホームページ上で30日無利息と180日無利息、どちらのほうが有利か計算してくれるシミュレーションサービスもあります。
1つ注意が必要なのは、無利息期間でも返済日がやってくることがあるケースです。特にレイクの180日キャッシングでは、その間に何度も返済日はやってきます。また、5万円部分に関しては利息がかかりませんが、それ以上の借り入れ部分については利息負担がキャッシングの翌日から発生することになります。
当然ですが元金が大きいほど期間が短くても全額無利息となったほうが得です。こうした期間内にやってくる返済日を、1日でも過ぎてしまうとキャンペーンが強制終了することになります。そればかりか「延滞」となれば、遅延損害金として通常の利息よりも高い負担をしなくてはなりません。
返済方法を自分でカードで支払うようにしている人は、忘れずに返済するようにしっかりと覚えておきましょう。口座引き落としにしてれば自動的に支払いをしてくれますので、延滞になってしまうリスクは小さくなります。口座引き落としは便利ですが、金融機関側で確認が取れるのが遅くなってしまうこともあり、限度額の復活は数日かかることもあります。
手数料の支払いも利息負担と並ぶ大きな負担の1つですので、頻繁に利用するのであれば無料で利用できるATMが近くにある金融機関のキャッシングを利用しましょう。
5万円〜10万円の借入れなら
無利息期間内に完済できるのであれば、どの金融機関で契約をしても損はしません。ただし契約する金融機関によっては無利息キャッシングできる期間が短くなってしまうこともあります。適用される条件だけはしっかりと確認しておきましょう。
では無利息キャッシングができない低金利のカードローンはどうなのでしょうか。レイクもジャパンネット銀行も、銀行系カードローンではありますが、上限金利が高く設定されています。中には低金利で契約することができる人もいますが、多くの人は高い金利からスタートすることになるでしょう。
しかし無利息キャッシングができなくても金利が低いカードローンはたくさんあります。
例えば住信SBIネット銀行のMrカードローンプレミアムコースでは、最大金利が7.99%と、かなり低い金利で契約することができます。Mrカードローンで10万円の借り入れで毎月1万円ずつ返済をしていくと、返済回数11回で、総額利息が約3780円となります。
ただしこれは少額の利用に限った話です。さらに大きな借り入れをする場合は圧倒的に低金利のローンのほうが有利になります。また無利息キャッシングができるのは最初だけですので、繰り返し何度も利用するような人にとっては結局うまみはなくなってしまうのです。
無利息キャッシングができる金融機関でも、利用状況によっては金利を引き下げてもらったり、限度額をアップしてもらうことができます。限度額をアップすることで金利は下がっていきますので、長期間利用する場合は交渉してみると良いでしょう。
ただし、ノーローンという選択肢もあります。ノーローンは7日という短い無利息期間ですが、完済すると翌月からまた無利息期間を利用することができます。7日は1か月の4分の1近い期間ですので、何度も繰り返して利用する場合はノーローンが有利になってきます。
利息面だけで見ればこうした無利息キャッシングは非常にお得なキャンペーンですが、実際に利用する場合は利便性も考えておかなくてはなりません。ATM手数料で何回もお金を取られてしまうような場合は、それだけ負担も大きくなりますし、近くに利用できる場所がないケースでも利便性はよくありません。
最近のカードローンはネットキャッシングも利用できますし、ネットからの返済が無料のところもあります。無利息キャッシングができるかどうかだけで判断するのではなく、利便性やその他の手数料も考慮して契約するカードローンを選ぶと良いでしょう。
ただしたくさんのカードローンの契約をするよりも、同じ金融機関と深い付き合いをしていったほうが、長期的には有利になってきます。無利息キャッシングの多くは初回のみですので、長い付き合いのできる金融機関を探すのも良いでしょう。
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